そうだ、CW Decoderを作ろう! (2) CW Decoderの使い方


コンテストに必須!  もっとCWが楽しくなる!

安くて、高性能、小型のCW Decoderを作ってみよう!


(本機の表記は「CW Decoder」とし、一般のデコーダは「CW デコーダ」または単に「デコーダ」と表記します。)


CW Decoderの使い方

CW Decoderは無線機で受信したCW信号、および自分が送信するサイドトーン(モニター音)をデコードして、表示機(TFT 液晶)に表示します。(20文字x7)


                                (左) 全画面表示    (右) グラフ画面表示



まず、CW_ Decoderに電源とオーディオ入力(リグのスピーカ(ヘッドホン)出力)を接続して(前回の1)、電源SWOnにすると、メインメニューが出ます。
Decoder」をタップして、デコード機能をスタートしましょう。





この先は、リグの周波数をCW局に合わせて、ツートツートと自分でCWを受信しているつもりで読み進めてください
では始めましょう。




オーディオレベルは、リグのボリュームで調整

人間が聞く音量と同じ程度でちょうど良くデコードできるように設定しています。グラフ画面左側のスペクトラムのピークが60%100%くらいが良好にデコードできます。

インジケータ (画面下の緑色)の表示

一番下の緑色の行がインジケータです。インジケータには、欧文(Alpha)/和文(KANA)モード、 受信中の信号のWPM、 選択中の周波数、 信号レベル低下警告が表示されています。

(タッチエリアの赤枠、緑枠は表示されません)  


タッチパネルの操作方法


(ア) 画面中央」 ・・・ 欧文/和文を切換える時にタップします

(イ) 画面右側」 ・・・ 全画面表示とグラフ画面表示の切換えをします

(ウ)画面左下」 ・・・ Log表示画面へ進みます

(エ) 画面左上」 ・・・メニュー画面に戻ります。
★ 主な画面では、「画面左上」が「戻る」になっています。

CW Decoderのデコード機能

ここではCW Decoderのデコード機能を詳しく見ていきます。


  デコード速度は、50WPMまで対応しています。受信速度は自動追従します。またインジケータに受信中のWPMを表示します。


  欧文・和文は 自動または手動で切換えができます。(自動切換/手動切換は設定メニューでセットします)
・「画面中央」のタップで、いつでも、欧文⇔和文を切換えられます。
・自動切換モードでは「ホレ」”<<”で和文モードに自動で切換わります。
    (「ラタ」は”>>”と表示しますが欧文モードに自動切り替えはしません)
・和文受信中に欧文の挿入を受信すると、以下の表示になります。
    例: 「こちらは〔JL1BDL〕です」 ➡ 「コチラハ「JL1BDL」デス」
・旧かな文字の「ヰ」は「ィ」(小文字)、「ヱ」は「ェ」(小文字)となります。


受信例 和文自動切換えモード


  連結文字による記号は[]カッコ付きで表示します。

表2 連結文字記号
意味
連結文字
表示
備考
訂正
HH
[HH]
 
送信開始
BT
=
イコールと同じ
送信終了
AR
[AR]
 
通信終了
VA
[VA]
 
待機要求
AS
[AS]
 
了解
VE
[SN]*
本来VE(Roger)
和文開始
ホレ
<< 
 
和文終了/訂正
ラタ
>> 
和文モードの場合
訂正
ラタ
[SN]
欧文モードの場合
* 欧文でも訂正に「ラタ」が多用されているため、「VE」よりも「ラタ」を優先した。


  独自の連結文字対応
皆さんが続けて打ってしまう文字をいくつか登録してデコードできるようにしています。[連結文字記号のようなカッコ表示はしません]  : “BK”, “CU”, “GL”, “QS”, “UR”


  エラー時の解析試行
文字間隔が不十分で送信された文字はデコードエラーとなりますが、これを解析する機能があります。(: “JHが連続して送信された場合、これを解析してJHへの解読を試行。(デコード時の行中に文字がグレーで表示されます。スクロールすると白に戻ります)


  PC出力機能
デコードした文字は、常時USB経由でPCへ出力していますので、PCのターミナルソフト(TeraTermなど)で表示ができます。 (大きく表示するデモ用) (速度は115200bps)


グラフ画面の見方


●オーディオ・スペクトラムグラフ

1200Hzまで 20Hz刻みでノイズ処理後のFFT計算結果を表示します。300Hz-900Hzの間の最も強い信号をデコード対象として選別していて、注目している周波数を赤線で表示します。 (インジケータにも注目周波数を表示)

このグラフのピークが60%100%程度が良好なデコード結果が得られるオーディオ入力の目安です。(弱い信号もボリュームを上げるとデコード率が上がりますが、上げすぎるとノイズに反応して”E””T”が連続しますので、適宜調整してください。)



オーディオレベルグラフ

信号レベル補正後のOn/Off判定用のオーディオレベル(相対値)を表示します。  

グラフは約2.4秒でスウィープします。

一番上の青の点線が、信号Onの平均レベル。一番下の赤の点線が信号Offの平均レベル。真ん中の緑の点線が、信号On/Off判定レベル(On/Offの中間)を表します。

信号Onのレベルが、グラフ目盛の5を下回ると、入力レベル低下警告を発します。(下段のインジケータを赤表示)

CW Decoderのその他の機能

CW Decoderには他にも以下のような機能が実装されています。詳しくは、取扱説明書をご覧ください。


 Log表示機能 (Log取得・表示・一括出力・My Callsignサーチ)

 CW Keyer(CW送信練習)機能

時計機能

各種設定機能



         機能一覧        




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